腹痛と排便の変化
便秘
関連用語 ・ 排便困難 ・ 硬い便
便秘は、単に数日に一度便が出るということだけを意味しません。硬い便、強く力まなければならない、詰まった感じ、残便感など、排便が困難で不快な状態も含めて指します。
概要
便秘、まずは3つだけ確認してください
意味と区別
便秘とはどのような状態を指しますか?
食事・水分・活動量や服用薬、 腸運動骨盤底機能など、さまざまな要因が影響します。もともとの排便間隔と、最近の変化した様相を合わせて見る必要があります。便秘とは、単に数日に一度しか排便がないことだけを意味しません。硬い便、強くいきむ必要がある、詰まった感じ、残便感など、排便が困難で不快な状態も含めて指します。
- 混同しやすい言葉
- 過敏性腸症候群の便秘型は、繰り返す腹痛と排便習慣の変化が併存している場合を指します。痛みがほとんどない機能性便秘とは、診療の焦点が異なる場合があります。
- 診察で確認する理由
- 回数よりも、便の形状、いきむ時間、残便感、排便後に腹痛が変化するかどうか、また服用中の便秘薬とその反応を確認します。
- メモして持参していただきたい内容
- 急激に悪化した便秘に加え、激しい腹痛・嘔吐、ガスが出ない状態、血便や体重減少を伴う場合は、まず医学的な評価を受けてください。
さらに詳しく
便秘をご自身の症状と照らし合わせてみる
毎日出ていても、不快感がある場合は便秘の可能性があります
毎日排便していても、便が硬く、長時間いきみ、残便感が強い場合は便秘の症状である可能性があります。回数とともに、ブリストル便形状スケールでの形状、トイレに滞在した時間、指や会陰部を圧迫する必要があったかなどを記録してください。
急に変化した便秘を、単なる習慣だと思わないでください
新しく飲み始めた薬、食事量や活動量の変化とともに原因を調べます。激しい腹痛・嘔吐とともに便やガスが出ない、あるいは血便・体重減少がある場合は、便秘薬を増やして様子を見ることなく、すぐに受診してください。便が柔らかいのに詰まる場合は、骨盤底の排出機能の問題も確認します。
便秘の記録には、薬と排出プロセスまで含めてください
ブリストル便形状、排便回数、いきんだ時間・残便感、手で補助する必要があったかを1週間ほど記録します。水分・食物繊維だけを増やしたのか、下剤の名前と反応も併せて記録してください。新たに悪化した腹痛・嘔吐、血便・体重減少、または便とガスが止まった場合は、生活管理より受診が優先です。新しく始めた薬と手術歴も伝えてください。出産後に変化した場合は、始まった時期も記録してください。
よくあるご質問
便秘について併せて気になる点
韓方治療では、便秘をどのように分類して考えますか?
便が硬く乾燥している場合、お腹が冷えて痛む様相、膨満感や緊張が強い場合、気力が低下していきむのが困難な場合などに分類します。検査で薬物などの原因を確認した後、排便の状態と全身状態を合わせて見て処方します。
便秘薬を飲みながら診療を受けても大丈夫ですか?
自己判断で服用を中止せず、薬の名前・用量・服用時間と、便の形状の変化についてお知らせください。薬で回数は増えたものの、残便感や痛みが残る場合は、その残った症状を別途の治療目標として設定します。
消化器用語辞典
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- 疾患案内慢性便秘慢性便秘は、1週間の排便回数だけで判断しません。硬くて乾燥した便や塊状の便、長時間いきまなければならない、あるいは排便時に痛みがある、出し切れない残便感、肛門で詰まった感じがあり、指や会陰部への刺激などの助けなしには排便が困難な状態が繰り返されるかを合わせて確認します。便が柔らかいにもかかわらず出口で詰まった感じがあり、指による操作を繰り返す場合は、骨盤底排出障害のような排出プロセスの問題も確認します。毎日トイレに行っても、このような症状で長時間座り込み、出勤・外出・睡眠に支障が出る場合は評価が必要です。突然の激しい腹痛・腹部膨満感と嘔吐があり、便やガスが全く出ない場合や、血便・直腸出血、発熱・意図しない体重減少がある場合は、下剤をさらに服用せず、速やかに診察を受けてください。→
- 疾患案内過敏性腸症候群過敏性腸症候群(IBS)の症状の核心は、排便に関連した繰り返す腹痛と、排便回数や形状の変化が同時に現れることです。軟便と急激な便意が先行する「下痢型」、硬い便・いきみ・残便感が強い「便秘型」、その両方の様相が行き来する「混合型」があります。腹部膨満感や白い粘液を伴い、食後や朝、あるいは睡眠や緊張によって変動することがありますが、下痢やガスだけではIBSとは診断しません。炎症性腸疾患は、腸の炎症や損傷が確認される別の疾患であるため、血便・黒色便、貧血・原因不明の体重減少・発熱、夜間に目が覚めるほどの下痢がある場合は、IBSとして見過ごしてはいけません。激しい脱水や持続的な嘔吐がある場合は、速やかに消化器内科での診察や救急評価を受けることが優先されます。→
- 診察ガイド下痢と便秘が交互に起こるとき、1週間の間に何を記録しますか?食べたものだけを書き出すのではなく、排便時刻、ブリストル便尺度、排便前後の腹痛や切迫感を同じ行に記入してください。調子が良い日の記録も残しておくことで、何が違ったのかを比較でき、また血便・黒色便・脱水・高熱がある場合は、記録を終えるまで待たずに受診してください。→
- 消化器コラム慢性便秘と便秘型過敏性腸症候群、および腹痛の有無によって区別されます→
根拠および更新情報
以下の資料の定義と安全基準を参考にしています。
- NIDDK: Constipation便秘の症状、原因、および診療が必要な場合について確認しました。
- NIDDK:便秘の診断排便回数以外に、残便感・排便困難および検査を行う範囲について参照しました。