普段感じている症状
胸やけ
併用される言葉 ・ 胸の焼ける感じ ・ みぞおちの熱感
胸やけとは、みぞおちや胸骨の後ろで熱くなったり、焼けるような感じがしたりすることを言います。逆流性疾患でよく見られますが、みぞおちの痛みや心臓に関連する胸痛とは区別して考える必要があります。
概要
胸やけ、まずは3つのポイントだけ確認してください
- 胸やけとは、みぞおちや胸の裏側が熱くなったり、ヒリヒリしたりする感覚を一般的に呼ぶ言葉です。
- 胃酸逆流でよく見られますが、胃炎や機能性胸やけ、心臓の問題でも同様の症状が感じられることがあります。
- 部位と食事・姿勢との関係、酸っぱいものが上がってくるか、運動時に起こるかを分けてお伝えください。
意味と区別
胸やけとはどのような状態ですか?
食事や横になる時間、酸っぱいものが一緒に上がってくるか、動いた時に胸痛がひどくなるかを整理していただくと、今後の診療方針を決定するのに役立ちます。胸やけとは、みぞおちや胸骨の後ろで熱くなったり、焼けるような感じがしたりすることを指します。逆流性疾患でよく見られますが、みぞおちの痛みや心臓に関連する胸痛とは区別して考える必要があります。
- 混同しやすい言葉
- 早期満腹・膨満感が中心の消化不良とは異なる場合があり、突然の胸痛や冷や汗、呼吸困難がある場合は直ちに確認が必要です。
- 診察で確認する理由
- 逆流の様相とみぞおちの痛みの様相が重なっているかを確認し、治療の優先順位を決定します。
- メモして持参していただきたい内容
- 食後何分後に始まるか、横になった時にひどくなるか、酸っぱい液(胃酸)と胸痛が同時にあるかを記入してください。
さらに詳しく
胸焼けを自分の症状と照らし合わせて見る
痛む位置を指で指して確認すると、区別に役立ちます
みぞおちが熱い感じか、胸骨の後ろから喉に向かって焼ける感じか、動いた時に胸が締め付けられるかによって、確認の順序が変わります。食後・空腹時・横になった姿勢との関係、酸っぱい液が一緒に上がってくるかを記入し、診察時に提示してください。
突然の胸痛は、胸焼けだと思って様子を見てはいけません
普段とは違う圧迫感があり、それが顎・腕・背中に広がったり、冷や汗・息切れ・めまいが重なる場合は、まず心臓に原因がないかを確認する必要があります。 胃酸抑制剤薬を飲んで耐えようとせず、すぐに診断を受けてください。繰り返す典型的な胸焼けについては、薬への反応と残っている症状を分けて診察します。
普段の胸焼けとは異なる胸の痛みは、同じ記録に混ぜないでください
普段食後に起こる焼ける感じと、運動中に突然起こる締め付けられる痛みを分けて表示します。痛みが顎・腕・背中に広がったか、冷や汗・息切れ・めまいがあったかも記入してください。ただし、これらの症状が現在現れている場合は、記録よりも先に119番へ連絡してください。繰り返す胸焼けについては、酸っぱい液の有無と薬への反応を併せて診察で確認します。
よくあるご質問
胸焼けについて調べる際に、併せて気になる点
みぞおちが痛むことと胸焼けは、同じ症状ですか?
日常生活では混同して使われますが、診察では位置を区別します。胸骨の後ろが焼ける感じか、みぞおちの真ん中が痛むか、喉まで上がってくるかを指で指して説明していただくと、逆流と上腹部痛を区別するのに役立ちます。
どのような胸やけの場合に、まず心臓の検査を受けるべきでしょうか?
運動時の締め付けられるような胸痛、腕や顎に広がる痛み、冷や汗・呼吸困難・めまいを伴う場合は、単なる消化器症状だと思わず、すぐに診察を受けてください。新しく発生した激しい胸痛がある場合も同様です。
消化器用語辞典
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この用語が使われている案内を確認する
- 疾患案内逆流性食道炎逆流性食道炎の症状は、胸の中央から喉に向かって上がる灼熱感や、酸っぱい、あるいは苦い胃の内容物が喉や口に上がってくる感覚が代表的です。食後、体を前かがみにしたり横になった後に悪化し、夜間に酸逆流や咳で目が覚めることもあります。胸やけがなく、胸痛・吐き気・慢性的な咳・しわがれ声だけが現れることもありますが、これらの症状は心臓・呼吸器・喉頭の疾患とも重複します。新たに現れた圧迫性の胸痛、呼吸困難、冷や汗がある場合は直ちに心臓の救急評価を受け、食べ物のつかえ・飲み込み時の痛み、吐血・黒色便・持続的な嘔吐・体重減少がある場合は、速やかに消化器の評価を受ける必要があります。→
- 疾患案内非びらん性胃食道逆流症(NERD)非びらん性逆流疾患(NERD)は、典型的な逆流症状があるものの、内視鏡検査で食道のびらん(粘膜の欠損)が見られない状態です。内視鏡の結果が正常であるからといって症状が偽物ということにはなりませんが、すべての胸やけが逆流によるものとは限りません。薬への反応が不十分な場合は、服用方法と診断を確認し、必要に応じて酸度・インピーダンス検査を行い、食道過敏や機能性胸やけなどの他の原因と区別します。→
- 診察ガイド逆流・胃炎・機能性ディスペプシアはどう違うのでしょうか?胸焼けや酸っぱいものが喉まで上がってくる感覚は逆流のサインであり、内視鏡検査で胃粘膜の炎症が確認されれば「胃炎」と診断されます。機能性ディスペプシアは、みぞおちの痛み、食後の膨満感、早期満腹感が繰り返されるものの、それらを十分に説明できる構造的な疾患が確認されない場合を指します。症状が重複することもあるため、言葉ひとつや内視鏡の結果ひとつだけで自己判断はしないでください。→
- 消化器コラム逆流性食道炎・非びらん性逆流症・逆流性喉頭炎、どこで区別されますか?→
根拠および更新情報
以下の資料の定義と安全基準を参考にしています。
- NIDDK: Symptoms and causes of GERD
- MedlinePlus: 心筋梗塞胸やけと混同してはいけない胸痛・冷や汗・呼吸困難について確認しました。